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データオブジェクト

データオブジェクト

BPMNでは、データオブジェクトは、プロセス内のデータの流れを示すために描きます。つまり、プロセス内の処理でどのようなドキュメント、データ、およびその他のオブジェクトが使用され、更新されるかを示します。このデータオブジェクトは、電子文書を意味する場合が多々ありますが、それらは電子的なデータおよび物理的な物の両方の様々な種類のオブジェクトを表すために使用することができます。

データオブジェクトは、矢印で方向付けたデータ関連線を使用してアクティビティやイベントに関連付けます。データ関連は、データがどこで生成され、それがどこに転送されているか矢印で示します。データオブジェクトなしでもダイアグラムはモデル化することができます。たとえば、図の煩雑さを軽減するため、あるいはプロセスの基本的な振る舞いを変更することなく、より多くの情報を含む他のデータオブジェクトを使用するなどです。

データオブジェクトは、2つ以上のアクティビティとデータ関連で接続し、あるアクティビティから別のアクティビティにそのオブジェクトが送られることを示すのによく利用されます。

データオブジェクトの図形の内側に矢印を付けた特別な表現形式を使って、データ入力とデータ出力を示すこともできます。これらは単方向のデータ関連を使用して、1つのアクティビティに接続されており、単にアクティビティが受信(入力)、または生成(出力)するデータを示しています。マーカーは、入力または出力されるかどうかを示します。

    

特定の複数マーカー(縦棒3本)でデータのコレクション(複数の繰り返しデータを配列で構成したもの)を表現する場合もあります。