プロセスをモデル化
プロセスモデラーでプロセスをモデリングするのは簡単です。しかし、素早く、かつ専門的な方法で見栄えのよいダイアグラムをモデル化するためには、いくつかの簡単なコツを知っておくと便利です。
ステンシルとシート
プロセスモデラーのステンシルは常にVisioのウィンドウの右側に表示されています。基本的なBPMN仕様(種類とマーカーなし)のすべてのBPMN要素がそこにあります。
一度、要素図形をシート上にドロップした後、タスク、イベントまたはゲートウェイの種類など、さらに詳細な仕様を指定することができます。要素を変換(例えばタスクをサブプロセスに)することもできます。
コネクタ(シーケンスフロー、メッセージフロー、関連)
コネクタは、3つの異なる方法で描画することができます:
①ステンシルからコネクタをドロップする方法
- ステンシルでコネクタをつかみ、接続したい要素の間に配置します。
- コネクタをマークし、その接続点を調整した後、コネクタの端を要素の接続点にドラッグします。
②コネクタツールを使用してコネクタを描画する方法
- ホームリボンのコネクタ(Ctrlキー+ 3)を有効化します。
- BPMNステンシル内のコネクタ(例えばシーケンスフロー)をマークし、先行要素から後続要素にマウスをドラッグしてコネクタを描画します。
③要素を自動で接続する方法
A. 図形をドロップすることによって接続する
- ホームリボンのコネクタ(Ctrlキー+ 3)をアクティブにします。
- BPMNの図形をドロップし、それをマークします(あるいはそれにラベルを付けます)。
- 次のBPMN図形を描画すると、シーケンスフローが自動的に描かれます。
B. MSのVisio 2010以降のオートコネクト・ツールを使用する
- Visio図形の上にマウスを移動すると、図形の周りに四つの小三角形が表示されます。
- この小三角形に移動すると、4つの要素の選択が表示されます(これらの要素はステンシル内の最初から4番目までの要素をリストしています。ステンシル内の要素を移動し順序を組み替えることで、これらの4つの表示要素を変更することが可能です)。
- これらの要素のいずれかをクリックすると、Visioが先にマークした図形と接続して選択した新しい図形を描画します。
- この小三角形の表示を解除したい場合は、表示リボンの「オートコネクト」を無効化します。
レイアウト改善機能
プロセス図の完成には、通常、図の外観を最良にするために、いくつかの要素の位置調整が必要になります。プロセスモデラーは、ダイアグラムの見栄え良くする一連の自動レイアウト機能を提供しています:
- 要素の位置を合わせる
- 要素間の距離を統一する
- メッセージフローをまっすぐにする
- シーケンスフローの位置を調整する
これらの機能については、詳細を参照 してください。 この他、Visioのホームリボンにも、Visioオリジナルの「自動整列と自動間隔調整」機能があります。